転勤や引っ越しをするときに、使わなくなった医学書の処分に困ることってありませんか?
移動がなくてもどんどん新しい良い本が出るので、定期的に机を整理しないといけなくなりますよね。
後輩に押し付ける譲るのが一番手っ取り早いですし後輩にも喜ばれます(多分)。
ですが、名前が入っていたり書き込みをしていたり、人にあげるには気が引ける状態のものもあってなかなかすべての本を配りきるのは難しいと思います。
お世話になった本だし捨てるのはもったいないけど、どうやって処分しようか困ることもあると思います。
家計を考えると少しでもお金になった方が・・・という下心も正直ありますよね。
今回はわたしの経験も踏まえて不要になった医学書の処分についてまとめました。
不要になった医学書の処分はどうする?
フリマアプリで売る
有名なのはメルカリ、PayPayフリマ、ラクマです。
わたしもそれぞれ試してみましたが、出品手順はどれも同じで、写真を撮って簡単な説明文を付けるだけなので全然難しくありません。
価格はAmazonの中古価格を参考にすればそれほど相場から外れることもありません。
売れたら簡単な梱包(水濡れ防止のビニール袋+封筒くらいで可)でコンビニから発送できます。
メジャーなのはメルカリで、ユーザー数も多いためこれが一番早く売れます。
購入者さんには医療関係者かなーって方もいれば、業者さんもいるようです。
思ったよりも高い金額で売ることができる反面、売れない場合はとことん売れません。
特に版が古くなったものはほとんど売れません。また、洋書も売れにくいです。
雑誌は比較的売れやすいような気がします。
急いで処分したい方には不向きですが、時間の猶予がある場合や、少しでも高く処分したい場合はこれがオススメです。
医学書専門業者に買取依頼
転勤や引っ越しまでに時間がなく、すぐに処分しなければいけない場合は買取業者に依頼するのがおすすめです。
流れとしては、ホームページの申し込みフォームに入力 → 梱包(箱に詰めるだけ) → 発送(送料無料・自動集荷も対応) → 査定完了 → 買取代金支払いで手間はほとんどかかりません。
多少の書き込みや汚れがあってもそのまま買い取ってくれます。
医学書専門業者は高く買い取ってくれる傾向があります。
正直「高額買取」の謳い文句で期待するほどではありませんが、それでもだいたい1冊数百円くらいで買い取ってくれるので、BOOK-OFFなどの古本屋さんに依頼するよりは高値だと思います。
有名なのはメディカルマイスター
です。
わたしも何度か利用しましたが、少しの手間で捨てずに済んでちょっとしたお小遣い稼ぎになると思えばよい選択肢だと思います。
医学書・医学専門書の専門買取サイト「メディカルマイスター」

電子書籍化する
残しておきたいけど置き場がないため処分しなければならない、というときは電子書籍化という手段があります。
いわゆる「自炊」と呼ばれるやつです。
pdf化すればタブレットやスマホでみることができるので便利ですし、紙の書籍のように嵩張りません。
また、OCR(スキャンした文字の認識機能)を利用すれば検索できるようにもなり、非常に便利です。
ただし電子書籍化にはいくつか注意点があります。
一番注意しなければいけないのは著作権の問題です。
当然ですが医学書も他の書籍と同様に著作権があり、複製は例外を除き禁止されています。
電子書籍化の代行業者も存在しますが、代行業者によるスキャン行為は、一般的に違法とされています。
ただし、私的使用のための複製、つまり自分でスキャンするのは違法とはならないようです。
書籍の裁断自体も違法ではありません(心は痛みますが・・・)。
自分で裁断する場合は事務室にあるような裁断機でもできますが、せいぜい雑誌程度が限界です。
一般的な教科書や成書を裁断する場合は、裁断サービスを利用することができます。
配送で対応してくれる業者もあり、だいたい1冊100円前後で、数日~1週間くらいで返ってきます。
冊数が多かったり、分厚い教科書も裁断したい場合は利用してみましょう。
スキャンは著作権の問題で自分で行う必要があるため、スキャナーを自分で用意しなければなりません。
スキャナーに関してはほぼ1択で富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1400をオススメします。
時々医局で見かける黒いやつ(iX500)はすでに生産終了になっており、iX1400がほぼ同様の機能を持っています。
40枚/分の速さで読み取ってくれるので、一般的な教科書であれば数分で1冊スキャンすることができます。
OCRといって文字を自動認識してデータ化してくれる機能もあるため、pdf内の検索もできるようになります。
もう1段階上のiX1600という機種もありますが、違いはタッチパネルでの操作とWi-Fi接続が可能な点くらいで、日常生活で利用するつもりがなければiX1400
で十分だと思います。
最後に、スキャンしてデータ化したpdfファイルの取り扱いにも注意が必要です。
違法とならないのはあくまでも私的使用のための複製であるため、他人にコピーしたり販売したりすることは違法です。
最近は電子書籍で販売されている教科書も多いですが、自分で電子書籍化できれば買い直す必要もなく、公式に電子書籍化されていないものもpdf化することができるため非常に便利です。
電子書籍化に挑戦する場合は、ルールを守り、責任をもって行うようにしましょう。
まとめ
わたしの場合は、後輩に譲った後で残ったものをAmazonやメルカリでチェックします。
売れそうなものがあればメルカリで出品しますが、冊数がメディカルマイスター
に引き取ってもらっています。
基本的には紙派なので電子書籍化はあまりしませんが、雑誌類は自分で裁断してpdf化することもあります。
皆さんも自分に合った方法を試してみてください