- 内科レジデントの鉄則
- 病棟指示と頻用薬の使い方
- 研修医のための内科診療ことはじめ
- 総合内科病棟マニュアル (青本/赤本)
- まとめ抗菌薬 表とリストで一覧・比較できる、特徴と使い方
初期研修のスタートは覚えなければいけないことが本当にたくさんあります。
医者になったばかりで医学のことをどんどん学びたい時期ですが、よく使う薬剤や点滴、患者さんへの指示など、慣れないうちは病棟業務の負担がかなり大きいです。
一度慣れてしまえばその後も使える知識ですし、医学の勉強に集中できるようになるので、できれば早めに習得したいところです。
そこで、今回は初期研修のスタートを乗り越える助けになる教科書を紹介します。
初期研修を生き抜くための教科書5選
内科レジデントの鉄則
ご存じ聖路加国際病院の内科レジデントがつくった、研修医必携の一冊です。
Common diseaseや輸液など、病棟で初日から必要な事柄について、基本的な知識や具体的な対応法がまとめられています。
これ一冊あれば、とりあえず基本的なことは対処できるようになります。
病棟指示と頻用薬の使い方
先輩からなんとなく教わってなんとなくできているけど、深く考えてみるとよく知らない、といった病棟での指示や対応について書かれた教科書です。
指導医や施設ごとの好みやお作法もあると思いますが、背景にあるエビデンスまとまっており、知識の整理に役立ちます。
ルーチンでできるようになってしまうと、勉強する機会を逃してしまうこともあり、早めに確認しておくことをオススメします。
研修医のための内科診療ことはじめ
内科研修で出会う症候や疾患について一通りまとまった辞書的な本です。
カラフルでイラストも多く、初学者がイメージをつかむのに役立つと思います。
机に置いておいて、調べものをするときのスタートに便利です。
総合内科病棟マニュアル (青本/赤本)
内科のマニュアルとしてはWashington ManualやPocket Medicineが有名ですが、日本の臨床とそぐわない部分も多いです。
その点、この本は日本の現場に合わせた内容になっており、本当に使いやすいです。
診断基準や薬剤投与量など、暗記できないけどよく使う情報がまとめてあり、手元にあると安心できます。
病棟業務全般に関する赤本と、領域・疾患毎の内容が書かれた青本の二冊にわかれていますが、ある程度臨床に慣れ、一般的な知識がついた後であれば青本があれば十分かな、と思います。
まとめ抗菌薬 表とリストで一覧・比較できる、特徴と使い方
Xで有名な先生の投稿を基にした本で、抗菌薬の使い方を中心に感染症診療の基本がまとまっています。
タイトルの通り、抗菌薬について表やリストでまとめてあり、非常に見やすくわかりやすいです。
簡便な抗菌薬の参照として、Sanfordやプラチナマニュアルが人気ですが、それらに劣らないくらい使いやすいです。
まとめ
今回は初期研修のスタートで役立つ教科書を紹介しました。
一通り業務にも慣れ、内科を勉強しよう、という準備のできた方はこちらを参考にしてください。
- 内科レジデントの鉄則
- 病棟指示と頻用薬の使い方
- 研修医のための内科診療ことはじめ
- 総合内科病棟マニュアル (青本/赤本)
- まとめ抗菌薬 表とリストで一覧・比較できる、特徴と使い方