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それ何て意味!?現場で使う謎用語・略語まとめ【謎医学用語辞典】

Index

医療現場では、様々な医学用語や略語が飛び交っています。

教科書に載っているような用語ならまだしも、慣習的に使われている言葉って、知らないと意味が分からないものも多いですよね。

「それ“イチアン”、“ソッカン”から“ショット”しといて!」

「午後から“エント”の患者さん、“イーディー”抜きますか?」

などなど。

特に初期研修医の先生たちは、上級医や看護師さんから言われたことが理解できなくて、理不尽にイライラされた経験もあるのではないでしょうか。

一部の用語については、患者さんが理解できないことで不安にさせないための配慮もあると思います。

そんな謎用語たちを辞書っぽくまとめました。

(中にはうちの病院でしか使っていないローカルな用語もあるかもしれませんが・・・。)

あ行

あ

用語

意味・由来など

あいしー

IC。informed concentの略。本来の意味とはズレるが、患者・家族への説明全般を指すことが多い。

あいぶい

i.v.。intravenousの略。主に経静脈投与の意味で使われる。

あか

赤血球輸血のこと。救急や集中治療でよく使われる。
MAPやRCCとも呼ばれるが、RBCが正しい。

あきしゃる

axial。特にCTなど画像の軸位断のこと。

あっぺ

appendicitis=虫垂炎の略。appendix=虫垂そのものを指すこともある。

あて

atelectasis=無気肺の略。アテる、アテったなどの使い方もする。

あとおし

持続注射の後押しのための点滴。だいたい2mL/h未満の場合、点滴ルートが詰まるのを防ぐために使う。

あぽ

apoplexy=脳卒中の略。アポる、アポったなどの使い方が多い。

い

用語

意味・由来など

いーえぬ

EN。enteral nutrition=経腸栄養の略。

いーでぃー

ED チューブのこと。ED=elemental diet(成分栄養)。

いちあん

1A(あんぷる)。アンプル製剤(上部がパキっと折れる小瓶)を数えるとき、いちあん(1A)、にあん(2A)と略すことがある。

いんさいと

ベクトン・ディッキンソン社の静脈留置針の名称。採用されている病院では静脈留置針を全てこう呼ぶ人もいる。

いんせん

陰部洗浄の略。

う

用語

意味・由来など

うろ

泌尿器科の意。urologyに由来。

え

用語

意味・由来など

えーさいけつ

動脈(artery)採血のこと。

えーらいん

arterial line=動脈ラインのこと。

えおじの

eosinophil=好酸球のこと。

えっせん

ドイツ語の動詞「essen(食べる)」に由来。食事休憩の意味で使われることが多い。

えぬじー

NG チューブのこと。NGチューブ=Nasogastricチューブ(経鼻胃管)。

えむけー

MK。ドイツ語の「Magenkrebs(胃癌)」の略。

えるけー

LK。ドイツ語の「Lungenkrebs(肺癌)」の略。

えんと

退院の意。ドイツ語の「Entlassen(退院)」の略。

お

用語

意味・由来など

おーけー

OK。ドイツ語の「Ösophaguskrebs(食道癌)」の略。

おーだー

検査・処方など医師の指示全般を指す。

おぐさわ

オーグメンチン+サワシリン。アモキシシリン/クラブラン酸の慣習的な処方の仕方。

か行

か

用語

意味・由来など

がいえき

細胞外液の略。

かて

カテーテルの略。心臓カテーテルや中心静脈カテーテルなど、文脈によって表すものが違う。

き

用語

意味・由来など

きえき

希釈液の略。生理食塩水、5%ブドウ糖液が多い。
※ベースの液という意味で基液のことかもしれないが、基液は本来、原液という意味

きせつ

気管切開の略。

きゅうがい

救急外来の略。

きょうしゃ

胸部レントゲン写真の略。

きょくま

局所麻酔の略。

く

用語

意味・由来など

ぐらせん

グラム染色の略。

け

用語

意味・由来など

けつがす

血液ガス分析の略。

けつがた

血液型の略。

けつばい

血液培養の略。

けも

chemotherapyの略。

こ

用語

意味・由来など

ごぷろ

5%の意。数字の5とドイツ語の「Prozent(パーセント)」に由来。もはや何語かわからない。1%なら“いちぷろ”。2%なら“にぷろ”。

さ行

さ

用語

意味・由来など

ざー

SAH。subarachnoid hemorrhage(くも膜下出血)の略。

さーふろー

テルモ社の静脈留置針の名称。採用されている病院では留置針を全てこう呼ぶ人もいる。

ざいどめ

薬剤や点滴について、現在投与中のもの、処方済みのもので終了、という意味。

さじたる

sagital。特にCTなど画像の矢状断のこと。

さんかつ

三方活栓の略。

さんぷ

産婦人科の略。

し

用語

意味・由来など

しーぶい

CV。central venous catheter(中心静脈カテーテル)の略。

じぎ

ジギタリスもしくはジギタール(直腸診)の略。

じぎたーる

直腸診の意。ドイツ語の「digitale rektale untersuchung(直腸診)」に由来。

じちゅう

持続注射の略。シリンジポンプを使った持続投与を示す。

しょっと

静脈投与の意。点滴ではなくシリンジで用手的に注入することを指す。

しろ

FFP(新鮮凍結血漿)のこと。救急や集中治療でよく使われる。

す

用語

意味・由来など

すてる

死ぬの意。ドイツ語の「sterben(死亡)」に由来。“ステる”、“ステった”という風に使われる。

すらいでぃんぐすけーる

血糖値でインスリン量を加減する目安。

せ

用語

意味・由来など

せいか

(血液検査の)生化学の略。

ぜく

病理解剖の意。ドイツ語の「Sektion (解剖)」に由来。

ぜんま

全身麻酔の略。

そ

用語

意味・由来など

そっかん

側管。メインの点滴ルートの枝・途中から投与すること。

た行

た

用語

意味・由来など

たんみ

点滴ルートに単独で投与すること。

ち

用語

ちょくあけ

意味・由来など

当直明けの略。しんどい。

つ

用語

意味・由来など

つっかー

ブドウ糖液の意。ドイツ語の「zucker(糖)」に由来。

つもーる

腫瘍の意。ドイツ語・英語の「tumor(腫瘍)」に由来。どちらの発音ともちょっと違う。

て

用語

意味・由来など

でぃーしー

DC。direct current(直流)の略。電気的除細動やカルディオバージョンのいわゆる電気ショックを示す。

と

用語

意味・由来など

とらんす

transaminaseの略。AST・ALTを示す。

な行

な

用語

意味・由来など

に

用語

意味・由来など

ぬ

用語

意味・由来など

ね

用語

意味・由来など

の

用語

意味・由来など

のいとろ

neutrophil=好中球のこと。

は行

は

用語

意味・由来など

はーべー

Hb=ヘモグロビンのこと。pH→ペーハーみたいな。

ばそ

basophil=好塩基球のこと。

ひ

用語

意味・由来など

ぴーえぬ

PN。parenteral nutrition=非経口栄養=静脈栄養の略。

ふ

用語

意味・由来など

ぶれーと

platelet=血小板の略。

ぶろんこ

bronchoscopy=気管支鏡の略。

へ

用語

意味・由来など

へぱろっく

ヘパリンロックの略。血栓によるカテーテルの閉塞を予防するために、ヘパリン加生理食塩水をカテーテル内に充填すること。

へまと

ヘマトクリットの略。

へもこん

hemoconcentration=血液濃縮の略。

へもふぁご

hemophagocytic syndrome=血球貪食症候群の略。

ほ

用語

意味・由来など

ほんたい

主体になっている点滴のこと。500mLの細胞外液や維持液、5%ブドウ糖液がよく使われる。
メインとも呼ばれる。

ま行

ま

用語

意味・由来など

まっぷ

赤血球輸血の意。赤血球保存用添加液(MAP液)に由来。MAPはMannitol、Adenine、Phosphateの頭文字。
あか、RCCとも呼ばれるが、RBCが正しい。

まりぐ

悪性腫瘍の意。英語の「malignancy(悪性)」に由来。

まるく

骨髄検査(主に穿刺)の意。ドイツ語の「Knochenmark(骨髄)」に由来。

まんこう

慢性硬膜下血腫の略。

み

用語

意味・由来など

む

用語

意味・由来など

むんてら

患者説明のこと。ドイツ語の「mund therapie(対話療法)」に由来。

め

用語

意味・由来など

めいん

主体になっている点滴のこと。500mLの細胞外液や維持液、5%ブドウ糖液がよく使われる。
本体とも呼ばれる。

も

用語

意味・由来など

もの

monocyte=単球のこと。

や行

や

用語

意味・由来など

ゆ

用語

意味・由来など

ゆーけー

UKカテーテル。コヴィディエン社のブラッドアクセスキットの名称。ウロキナーゼをカテーテルに固定化されていることが由来。
透析カテーテルなどブラッドアクセス一般をこう呼ぶ人もいる。

よ

用語

意味・由来など

ら行

ら

用語

意味・由来など

らでぃある

radial。特にCTなど画像の冠状断のこと。

り

用語

意味・由来など

りばーす

薬剤の過量投与や副作用などの際に、拮抗作用のある薬剤を投与すること。
ex) ワーファリンに対するビタミンK、ベンゾジアゼピンに対するフルマゼニル

る

用語

意味・由来など

るーと

点滴の投与経路、管のこと。

るんばーる

腰椎穿刺のこと。英語の「lumbar puncture(腰椎穿刺)」に由来。

れ

用語

意味・由来など

ろ

用語

意味・由来など

わ行

わ

用語

意味・由来など

わいせ

白血球のこと。ドイツ語の「Weissen Blutkörperchen(白血球)」に由来。

わごる

迷走神経反射のこと。英語の「vago-vagal reflex(迷走‐迷走神経反射)」に由来。
患者さんが“ワゴった”みたいな使い方をする。

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